2017年5月1日

【「1on1ミーティング」の大切さ】メルマガ草創花伝 vol.908

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは『「1on1ミーティング」の大切さ』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、質問があります」


●師範:
「なんだ」


○門下生:
「ヤフーの1on1って知ってますか?」


●師範:
「『ワン・オン・ワン』だな。知ってるよ」


○門下生:
「上司のための面談ではなく、部下の成長のためのミーティングだそうで」


●師範:
「書籍が売れているな」


○門下生:
「さっそく本を読んで私も実践してみたんです」


●師範:
「なるほど」


○門下生:
「部下5人に2ヶ月実施してみました」


●師範:
「1週間に30分が基本だから、それぞれ8回ずつやってみたのか」


○門下生:
「そうです」


●師範:
「なるほど」


○門下生:
「アクティブリスニングに、レグニシヨンも意識しました」


●師範:
「積極的な傾聴に、承認する態度のことだな」


○門下生:
「はい。しかし、効果が出ていません」


●師範:
「なるほど」


○門下生:
「ひとり8回も1on1を実施したんですよ。5人いるから40回です」


●師範:
「うん」


○門下生:
「なのに、何の効果もないんです」


●師範:
「何の効果もないか」


○門下生:
「……あ、いや、まったく効果がない、というわけではないですが」


●師範:
「うん」


○門下生:
「……そうですね……」


●師範:
「……」


○門下生:
「5人のうち、1人は効果が出ていると思います」


●師範:
「なるほど。もう少し詳しい話を聞かせてくれないかな」


○門下生:
「ええっと……」


●師範:
「……」


○門下生:
「そうですねェ……」


●師範:
「……」


○門下生:
「詳しく言いますと、効果があったという1人の部下は、
未来のキャリアを明確に描いているんです」


●師範:
「うん」


○門下生:
「だからアクティブリスニングをしていても、
みずから自分の課題に気付いて発言していくんです」


●師範:
「みずから自分の課題に気付くんだ」


○門下生:
「そうです。しかし他の4人は、私が黙っていると、向こうも黙るんです」


●師範:
「うん」


○門下生:
「……それで、ですね」


●師範:
「……」


○門下生:
「その、つまり……。黙ってる部下ばかりではありませんが、
ネガティブなことを好き放題に話す部下もいるし、
会社に対する文句や愚痴ばかりを言う部下もいるんです」


●師範:
「なるほど」


○門下生:
「……ええと」


●師範:
「うん」


○門下生:
「それで、本当に1on1ミーティングって効果あるのかなと思ったり」


●師範:
「……」


○門下生:
「えっと」


●師範:
「うん」


○門下生:
「でも、やっぱり、これって私に問題があるんですかね?」


●師範:
「なるほど。君に問題があるって思ったの?」


○門下生:
「2ヶ月ぐらいやって効果が出ないと言っている私がダメなんじゃないかと」


●師範:
「……」


○門下生:
「もう少し……。様子を見てみます。焦りすぎてた気がします」


●師範:
「じゃあ、これからの君の行動は?」


○門下生:
「今後も1on1ミーティングを続けます。
少なからず半年はやってみることにします。そうでないと判断できませから」


●師範:
「じゃあ、そうしよう」


○門下生:
「……と、ところで」


●師範:
「うん」


○門下生:
「今の、師範とのこのやり取りが、
完全に1on1ミーティングになってましたよね。
アクティブリスニングとかレコグニションを完璧にやられていた」


●師範:
「うん」


○門下生:
「うなずくタイミング、おうむ返しするタイミング、
もう少し詳しく聞かせてくれないかと深堀させるタイミング。絶妙でした」


●師範:
「君が1on1のことを言ったから実演したまでだ。
普通だったらもっとアグレッシブにダメ出ししてたよ。私は傾聴が苦手だ」


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……大変失礼な言い方かもしれませんが、

『ヤフーの1on1』は、想像以上に気づきの多い書籍でした。
売れている理由がわかります。

コーチングの本を読んでも、研修を受けても
ほとんどの管理者は、実際の現場では実践できないと思います。

テクニックや効果作用を頭で理解しても、
具体的にどうやっていいかわからないからです。

いっぽう「1on1ミーティング」は、
コーチングメソッドを使った部下を成長させるコミュニケーション技法です。

その通りに実践するだけですから、とてもわかりやすい。

ただ、拙著「空気で人を動かす」にも書きましたが、
コーチングが効果を発揮するのは、クライアントに意欲があることが条件です。

そして何より、クライアント自身が「答え」を持っていなければダメ。

どんなに傾聴していても、
本人に「答え」を導き出せるノウハウや知識がなければ、
聞けば聞くほど、話はあさっての方向へ行ってしまいます。

話が噛み合わないので、どんなに傾聴しても話がずれたり、こじれたりします。
このケースで必要なのは「コーチング」ではなく「ティーチング」なのです。

とはいえ、「ヤフーの1on1」はおススメです。

特に、著者と東大准教授の中原淳さんとの対談は、
ビジネスパーソンがどうしてこれほどコミュニケーションが下手なのか、
科学的に分析し、披露してくださり、すごく参考になりました。

同じくベストセラーとなっている
中原淳さんの「フィードバック入門」と伴わせて読むと理解が深まります。


■ ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478069786/mysterycon0c-22/ref=nosim


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【42点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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先週28日(金)で
「絶対達成新入社員研修(WEB版)」の販売が終わりました。

一番高いプランが、一番売れたのにはびっくりしました。

なぜリアルではなく、WEB版の新入社員研修が売れるのか?
"人財教育もWEBの時代がやってきたのだ"と私は受けとりました。

しかし、それだけでは一番高いプランが異様に売れた理由がわかりません。

そんなことを考えていたら〆切当日の夜、ある社長からこう言われました。

「あのWEB版はお得ですね!
10人の新入社員全員に自由な時間に視聴してもらえたし、
何より『習得度確認テスト』が入っていたのがよかった!」

と。

そうか。『習得度確認テスト』があるから一番高いプランが一番売れたのか!
言われてみればその通りです。

もっとこの『習得度確認テスト』をアピールすればよかったと、
少し後悔しています。

ちなみに、
リアルな「絶対達成新入社員研修」は一年を通して受け付けております。
http://attax-sales.jp/newemployeelp

新入社員研修ははじめが肝心です。
ご興味のある方は、上記ページからぜひお問合せください。

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〔3〕いよいよ新シリーズのDVD発売!(5月8日から販売キャンペーン)
   新しいDVDの内容とは!?

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これまで「組織営業力アップDVD」他、CD・DVDを販売してきました。
http://attax-sales.jp/products/

来週5月8日(月)から、新しいDVDシリーズが加わります。
それが、

「店舗売上アップDVD」。

そのボリューム1が来週から発売。

店舗で商品を販売されている小売業向けの
「絶対達成メソッド」を詰め込んだ内容です。

5月末まで10%オフの販売キャンペーンを実施しますので、お見逃しなく!