2016年9月26日

【トヨタに学ぶ「時間術」】メルマガ草創花伝 vol.846

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『トヨタに学ぶ「時間術」』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、質問があります」


●師範:
「どうした」


○門下生:
「上司から残業を減らせと言われているのですが、どのようにしたらいいかわ
かりません。そこで、師範はスキマの時間をどのように活用しているか教えて
ください」


●師範:
「スキマの時間か。ボーッとスマホを見てるかな」


○門下生:
「え、ボーッとスマホを見てるんですか」


●師範:
「そう」


○門下生:
「それはどんな意味があるんですか」


●師範:
「意味? そんなのない。超ムダな時間だ」


○門下生:
「……」


●師範:
「どうした」


○門下生:
「いや、師範なら時間の使い方もスゴイかなと思っていたので」


●師範:
「私はスゴくないが、スゴイ人なら知っている。1秒のムダを削ることの積み
重ねが大きな成果につながると言っている人だ」


○門下生:
「1秒の積み重ね……。そんなスゴイ人になってみたいです」


●師範:
「トヨタの教えを時間術に応用している人だ。」


○門下生:
「トヨタ……。なんか確かにスゴそうですね」


●師範:
「大切なことはスピードだ」


○門下生:
「スピード。やはり」


●師範:
「スキマの時間があったときに、どんなことをするのか、あらかじめ決めてお
く。リストアップしておく」


○門下生:
「なるほど」


●師範:
「5分以内に何をするか、10分程度なら何をするか……と決めておくんだ」


○門下生:
「わかりました。5分なら……。10分なら……。メモをします」


●師範:
「そしてスキマ時間にできる作業は3種類。『残務処理』『次の仕事を生み出
す仕事』『未来につながる仕事』――」


○門下生:
「ちょ、ちょっと待ってください。メモします。次の仕事を生み出すっていう
のと……未来につながる仕事っていうのの違いは何ですか?」


●師範:
「言葉どおりだろう。次にやる仕事の手掛かりを作っておくこと。そして未来
の自分への投資につながる作業だ」


○門下生:
「うーん……。次、と未来、という言葉がわかりづらいですが」


●師範:
「いちいち言葉に気を取られてはダメだ」


○門下生:
「え」


●師範:
「そのスゴイ人は、『安心して仕事を任せられる部下は、正確性を重視する人
ではなく、速く動く人である』と言っている」


○門下生:
「小さなことにこだわるな、ということですか」


●師範:
「言葉のひとつひとつにこだわっていないで、まずはスピード。やってみなく
ちゃわからない」


○門下生:
「確かに……。私は正確性にこだわりすぎているかもしれません」


●師範:
「25%ルールを適用しろ」


○門下生:
「25%ルール!?」


●師範:
「決められた納期の25%を縮める考え方だ。20日後なら15日後、など」


○門下生:
「へえ」


●師範:
「こういうクセをつけると、完璧にやろうとせず、まずはスピードを重視しよ
うという気持ちになる」


○門下生:
「わかりました。やってみます」


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……私はよく講演で「達成主義者になれ、完璧主義者になるな」と言います。

今回ご紹介する書籍には、「生産性が低く、残業ばかりしている人というのは
完璧主義の人が多い」というくだりがあり、まさにそうだよなと思いました。

小手先のテクニックから、時短を加速する「カイゼンマインド」、仕事を劇的
に速くするトヨタの5つの名言、圧倒的な時短を実現するトヨタの問題解決、
チーム全体の生産性を上げるトヨタの仕組み……など。

トヨタの時短術がてんこ盛り。これはおススメの一冊です!


■ トヨタで学んだ自分を変えるすごい時短術
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【4点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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9月は、私にとって記念すべきことがいろいろありました。

特に「思いがけずよかったこと」は、『絶対達成ランニングクラブ』を立ち上
げ、これが超短期間でとんでもなく盛り上がるクラブに育ったことです。

絶対達成社長の会の「マラソン部」が母体となっていますが、この絶対達成R
Cにだけ参加する人も増えています。

すでに会員は60名を超えました。

ウォーキングしかしない超初心者から、ウルトラマラソンやトライアスロンま
で挑戦するつわものまで、バラエティに富んだ人たちが会員となっています。

クラブの行動規範として「ギブアンドギブの精神」を掲げました。

自分さえ健康になればいい、自分さえタイムが速くなればいい、という人はお
断りしていますから、誰かがトレーニング報告をしたら、多くの人から「ナイ
スラン!」「ナイスウォーキン!」と声をかけられます。

利他の心を持った人が集まるからこそ、SNSでやり取りしているだけでも、
素晴らしい空気をつくることができますね。

過去の膨大な失敗体験があるからこそ、最近はコミュニティのつくり方がわか
ってきた気がします。

2016年9月23日

【正しい「傾聴スキル」とは?】メルマガ草創花伝 vol.845

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『正しい「傾聴スキル」とは?』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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●師範:
「……ということで君の場合は、この点に注意したほうがいい。これまでさん
ざん言ってきたが、何度でも言う。わかったか」


○門下生:
「わかりました師範。本当にわかりました。いつもありがとうございます」


●師範:
「わかったのなら、けっこう」


○門下生:
「いやァ、本当に師範の話は参考になります。いつもありがとうございます。
いやね、いつも妻にも話してるんです。師範の話はすごくためになる。お前に
も聞かせてやりたいぐらいだって」


●師範:
「ほう。奥様にも」


○門下生:
「そうです。妻には師範から教えてもらったことをよく話しています」


●師範:
「そんな話を聞いて、参考になるのか。君の奥様は」


○門下生:
「何をおっしゃってるんですか師範。もちろんですよ。師範の話は誰が聞いた
って参考になります。私の妻は専業主婦ですが、仕事だけでなく、人生におい
ても生かすことができるノウハウが詰まってますからね」


●師範:
「そうか」


○門下生:
「そうですとも! いつも本当にありがとうございます」


●師範:
「ところで、たとえば、どんなことを話しているんだ」


○門下生:
「え」


●師範:
「だから、たとえば君は奥様にどんな話をしてるんだ」


○門下生:
「ですから、師範の話は仕事だけでなく、人生においても参考になる話が多い
と」


●師範:
「だから具体的に何を奥様に話してるんだ。単純に『師範の話は参考になる』
とばかり言ってるわけじゃないんだろう」


○門下生:
「そりゃあ、もちろんです」


●師範:
「だから何を話してる?」


○門下生:
「いろいろです」


●師範:
「いろいろ?」


○門下生:
「そうです、いろいろ」


●師範:
「いろいろ、じゃわからん。たとえば2週間前に会ったとき、部下育成のこと
で困っていただろう?」


○門下生:
「ええと……。はい。確か、そうでした」


●師範:
「そのときに、どのような資料を使い、どのように準備をして、どのように面
談をしたらいいかをアドバイスした」


○門下生:
「……」


●師範:
「覚えてるか?」


○門下生:
「えっと……」


●師範:
「ノートを見なくていい。覚えてないのか」


○門下生:
「もちろん、覚えてます」


●師範:
「あのときも、奥様にその話をしたのか」


○門下生:
「……ま、ええと……」


●師範:
「単純に『師範の話は参考になる』とだけ言ってるんじゃないんだろう?」


○門下生:
「そ、そうですね」


●師範:
「ノートを見返さず、言ってみたまえ。私がレクチャーしたことを覚えてるか
どうか確認したい」


○門下生:
「ええっと……。朝礼の3分間スピーチの話、ですか?」


●師範:
「なに?」


○門下生:
「いや、あれ?」


●師範:
「何を言ってるんだ……。3分間スピーチって、今日、冒頭に雑談で話したネ
タじゃないか」


○門下生:
「ああ、そうでした」


●師範:
「部下との面談のやり方についてだよ」


○門下生:
「面談?」


●師範:
「そうだよ。面談をするときに、どんな資料を作り、どんな準備をするか、2
週間前に教えたじゃないか」


○門下生:
「何でしたっけ」


●師範:
「ノートを見るな」


○門下生:
「うーんと……」


●師範:
「実際に部下と面談したのかね?」


○門下生:
「えっと……。まだ、していません……」


●師範:
「何だって? 今日、『面談の効果はあったか?』と聞いたら『効果てきめん
でした』と言ってたじゃないか」


○門下生:
「……そうでしたっけ」


●師範:
「ついさっき、私に言ったよ」


○門下生:
「ええええ……」


●師範:
「ちなみに、今日私がレクチャーしたことは聞いていたかね。何度も言い聞か
せてることだよ」


○門下生:
「さっき言われていたことですから」


●師範:
「そう」


○門下生:
「3分間スピーチの話……でしょうか。ボンジョビのベストアルバムを知人に
もらって、聴きまくってるっていうお話」


●師範:
「違う! 3分間スピーチの話じゃないって。新商品開発をするうえで、どの
ようにメンバーを募ったらいいかわからないというから、その人選のプロセス
等を話しただろう」


○門下生:
「あ! そうでした」


●師範:
「全然、聞いてないじゃないか」


○門下生:
「聞いてますよ師範。私のノートを見てください」


●師範:
「……ん? 肝心なことが書いてない気がするぞ」


○門下生:
「何ですか?」


●師範:
「ポイントは3つあると言ったのに、1つも書いていない。『新商品開発チー
ムをつくるうえで人選を間違えると命取りになる』とは書いてあるが」


○門下生:
「確かに」


●師範:
「具体的なアドバイスのポイントが何か、まったく書かれていない」


○門下生:
「そうでした。具体的に、何かポイントがあるんですか? ぜひ教えてくださ
い」


●師範:
「もういい!」


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……リアクションはいいのに、人の話を正しく「認知」することができない人
がたくさんいます。

相手の話を注意深く聴くことを「傾聴」と言いますが、ポーズだけではいけま
せん。本当に正しく知覚できている人はごく少数なのです。

10月末からスタートする「提案力アップヘビーローテーションコース」では、
1分間でプレゼンする技術を徹底的に、ヘビロテでする訓練のみならず、

講師が言ったことを正しく知覚し、高速で要約文を発表するという訓練が後半
に出てきます。プレゼンよりもこの訓練がキツイ!

営業や販売員のみならず、経営幹部や工場で働く人も参加するほど、大人気の
ヘビロテコースを東京で追加開催します。

コミュニケーション能力だけでなく、嫌でも「脳の基礎体力」がアップする研
修です。ご興味ある方ではなく、かなり覚悟を持った方のみ、お越しください。


■ 第二期 提案力アップ「ヘビーローテーション」コース
【東京 10/26~】http://attax-sales.jp/seminar/open/1991/

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【19点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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先日、IBM「ワトソン」のトップベンダー、木村情報技術の橋爪取締役と一
緒に「AI(人工知能)」セミナーを実施しました。

想像以上に多くの経営者の方々にご参加いただいたわけですが、

私自身も、すごく刺激をいただきました。

クローズドで橋爪さんとセミナーを実施したときより、中身がかなり進化して
おり、大きな気付きをいただきました。

本当にAI(人工知能)のビジネス転用って進んでいるのですね。今日の日経
新聞のトップ記事も『新薬候補 AIが提案』でした。

10月も開催しますが残席わずかです。ご興味のある方はお早めにお申し込み
ください。


■ 経営者セミナー「AI(人工知能)と組織マネジメントの未来」
【東京 10/26】http://attax-sales.jp/seminar/open/2141/

2016年9月1日

【3種類の「営業行為」をチェックする】メルマガ草創花伝 vol.839

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『3種類の「営業行為」をチェックする』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、質問があります」


●師範:
「なんだね」


○門下生:
「携帯ショップに勤めてもう1年が経ちました。なのに、なかなか売れないん
です」


●師範:
「それを私に質問されても困る。店長に聞きたまえ」


○門下生:
「店長もなぜかわからないって」


●師範:
「店長がわからないことを私がわかると思ってるのか。出直してきたまえ」


○門下生:
「わ、わかりました。出直してきます」


●師範:
「あ、ちょっと待て」


○門下生:
「何ですか、師範」


●師範:
「実は携帯電話をスマートフォンに変更したいと思ってたんだ。ちょうどここ
にパンフレットがある。どのプランを選んだらいいんだ」


○門下生:
「ええっと……。こちらの機種だったら、おススメのプランはこの3種類で
す」


●師範:
「どれがいいんだ。いつも何を勧めている?」


○門下生:
「お客様次第です。師範がどのようにスマホを使うか、ですね」


●師範:
「セキュリティのオプションのことがよくわからん」


○門下生:
「セキュリティに関しても、市販がどのようにスマホを使うか、によりますよ。
このパンフレットに、お客様の声が書いてあるので参考にしてください」


●師範:
「通信速度は速いほうがいいのか? 格安のプランでもいいような気がするん
だが」


○門下生:
「ですから、それも師範がどのように使うか、次第です」


●師範:
「……」


○門下生:
「……」


●師範:
「君はお店でも、そういう口ぶりか」


○門下生:
「え?」


●師範:
「なんでもかんでも『お客様次第』なのか?」


○門下生:
「そ、そりゃあ、そうじゃないですか。私が使う携帯電話じゃないんですよ。
お客様が使うんですから、お客様次第ですよ」


●師範:
「それじゃあ、売れなくて当たり前だ」


○門下生:
「え!」


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……今年の4月に私は10年ぶりに新車を購入し、4ヶ月待って、ようやく先
日、納車されました。

本当はフォルクスワーゲンを買うつもりで、3年以上もVWのディーラーに通
ったのに、たった一度だけ、何となく寄ったBMWのディーラーで、いきなり
方向転換。

その数日後に、購入を決めました。

BMWで対応してくださった営業はまだ26歳でしたが、ただの一度も「お客
様次第」という表現を使いませんでした。

私が「1」質問すると、「10」の知識で返答し、私の意向をくみながらドン
ドン提案してくるのです。しかも厚かましい素振りもなく。

店舗販売においては、営業、販売員のひとりの力量で、「売れる/売れない」
はまったく変わってきます。

いよいよ新シリーズの「絶対繁盛セミナー」がはじまります。ご興味のある方
はぜひお越しください!


■絶対繁盛セミナー「絶対達成するお店のつくり方、店長の育て方」
【東京 9/20】http://attax-sales.jp/seminar/open/2255/


主に、住宅、不動産、リフォーム、自動車ディーラー、保険代理店、携帯ショ
ップ、ドラッグストア、百貨店などが主な対象です。


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【12点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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昨日、No.1マーケティング・オートメーション(MA)ベンダー、マルケ
トの福田社長とのコラボセミナーがありました。

福田社長は、若くしてセールスフォースドットコム日本法人の元専務までのぼ
り詰めた方です。

早稲田大学、米国オラクル、そしてセールスフォース……と、絵に描いたよう
な「エリート街道まっしぐら」の方でしたが、一念発起してマルケト日本法人
の社長に就任。

最初は、小さな貸しオフィスで、細々と事業をスタートさせたそうですが、た
った2年で急成長し、カンファレンスをすれば4000名を超えるオーディエ
ンスを集めるまでにいたり、今では六本木ヒルズに入居しています。

その福田社長が昨日、

「3年前に横山さんと福岡でセミナーをやったとき、横山さんの『種まき』
『水まき』の話を聴いていて、それを事業にしたいなと漠然と思った」

と言ってくださいました。

福田社長は、私より5つぐらい年下です。

「ようやく、横山さんとセミナーができるほどになりました」

と謙虚な姿勢で言ってくださいましたが、私も福田さんのような、次代を担う
若き経営者と「以前から知り合いだった」と言えて、自慢になります。

やはりうまくいく人には、うまくいく人が引き寄せられていくものですね。

こういう勢いのある方からエネルギーをもらい、そのエネルギーを皆さんに提
供していきたいと思っています。