2012年5月31日

営業に最適な「スマホ」とは?【オーバーステート】

● 今回のテクニック:【オーバーステート(7)】

オーバーステートとは、文字通り「大袈裟な表現」のことである。

曖昧なことを繰り返す相手に、わざと大袈裟な数字を示して反論させ、具体的
な条件を引き出す方法。 少しふざけた調子で吹っかけるのがコツ。

「100%ダメなんですか?」 → 「100%ダメというわけじゃないです」
「年収1000万ぐらいもらってるんだろ?」 → 「半分くらいですよ」
「本当は彼女の3人や4人いるんだろ?」 → 「1人しかいませんよ」


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マネージャー :
「思考ノイズが入ることで、感情のコントロールが難しくなるという話をし
たよね?」


部下 :
「ええ。期限を決めたら、それまでは集中して仕事をしたほうがいいですよ
ね。ノイズが入ると、効率が悪くなりますから」


マネージャー :
「まったくそのとおりだ。今の時代、便利なものが増えてしまって、効率化
しているように見えて、実は無駄な仕事ばかりしているときってある」


部下 :
「本当に、そうですね。新しいツールに振り回されないようにしないといけ
ませんね」


マネージャー :
「本当だよな」


部下 :
「とはいえ、今の時代、スマホは必須だと思うんです」


マネージャー :
「スマホ?」


部下 :
「そうです。私の携帯電話、もう3年も前の機種なんで、買い換えようと思
ってるんですが、何がいいかなと思って」


マネージャー :
「スマホなんて必要か?」


部下 :
「当社の営業、ほとんどがスマホを持っていますよ。他の部署の方は知りま
せんが、営業こそスマホが必要だと思います」


マネージャー :
「じゃあ、営業全員、100%必要なのか?」


部下 :
「そんな、100%とは言ってませんよ。でも地図情報とかは便利なんだそ
うですよ」


マネージャー :
「スマホより、専用のGPS端末を買えばいいじゃないか」


部下 :
「そ、そこまでの高機能は要りませんよ」


マネージャー :
「じゃあスマホを買って何がやりたいんだ?」


部下 :
「一番重要なのは、メールに添付されたファイルの閲覧です。私の携帯電話
では、メールに添付されたファイルが読めないんです」


マネージャー :
「読まなきゃいいじゃないか」


部下 :
「よ、読まなきゃ……って! そういうわけにはいかないでしょう?」


マネージャー :
「どうしてだ?」


部下 :
「お客様からけっこう資料を送られてくるんです。それを移動中でも閲覧し
たいんです」


マネージャー :
「1日に何回、必要に迫られることがあるんだ? 100回か? 200回
か?」


部下 :
「ひゃ、100回も200回もありませんよ。……せいぜい、1回か、2回
です……」


マネージャー :
「だったら会社に帰ってきてからパソコンで閲覧しろ」


部下 :
「それだと間に合わないときもあるんです」


マネージャー :
「間に合わないときがあるだと? それは1週間に何回あるんだ? 100
回か? 200回か?」


部下 :
「ですから、そんなにありませんって。……あったとしても、1週間に1回
か、2回です」


マネージャー :
「なんだ……そんなことか。だったらスマホなんて要らないだろう」


部下 :
「んんんん……」


マネージャー :
「結局、欲しいから欲しいんだろ? いろいろ理屈を言ってるけど、結論あ
りきで話しているだけだ。最初に言ったとおり、いつでもどこでもネット
ワークに繋がっている環境に身を置いていると、常時ノイズが頭に侵入して
くるから気をつけろ」


部下 :
「うーーん、確かに、それはありますね」


マネージャー :
「だろ?」


部下 :
「今の携帯電話でも、暇さえあれば見てしまいますからね。これがスマホに
なったら……。大変なことになるかもしれません」


マネージャー :
「俺がお勧めするのは、この『スマホ』だ」


部下 :
「………………………………ただの、補助メモじゃないですか」


マネージャー :
「『スマート補助メモ』、だ」


部下 :
「はァ? だから『スマホ』だと言いたいんですか? そういうくだらない
シャレも、ひとつの『思考ノイズ』だと思いますけど」


マネージャー :
「ネットワークにつながったデバイスじゃないから、いいんだよ。メモだと
アウトプットしかできないんだから」


部下 :
「ま、そうですけど」


マネージャー :
「スマートフォンにしてもいいけど、あんまり振り回されないように。情報
ノイズに浸かっていると、頭が『根腐れ』してくるから」



……「スマホ症候群」って皆さんご存知ですか?

従来の携帯電話よりもスマートフォン利用者のほうが、長時間「うつむき姿
勢」がストレートネックを引き起こす

などの身体のトラブルのことです。

「ストレートネック」とは、ゆるやかなカーブを描いていないといけない頚椎
が、

まっすぐに伸びてしまうことだそうです。

あまりに長時間、スマホばかりを見て、うつむいてばかりいると、ストレート
ネックになり、

頭痛や吐き気、めまいなどに悩まされるようになるそうです。

今後はスマホが標準になっていくでしょうから、正しい付き合い方をしていか
ないと、仕事にも、健康面でも、いろんな問題に見舞われるかもしれませんね。


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【編集後記】

今日、朝から妻と娘と、ゴミ捨てに行ってまいりました。

我が家のゴミも、けっこうあるのですが、

先週金曜日のメルマガ編集後記に書いたとおり、私の妻と娘は、近所のゴミ拾
いを日課にしていますので、

車で運んだゴミ袋の中には、

妻と娘がせっせと集めた、道ばたのゴミもたくさん含まれています。

タバコの吸殻がたくさん入った空き缶を拾うと、妻は、その悪臭に耐えながら、
ひとつひとつ吸殻を取り出し、空き缶を洗って分別するのだそうです。

そういった日々の活動が、

今日運んだゴミ袋の中に詰まっていました。

私は聖人君子ではありませんので、

それぞれのゴミ袋に入ったゴミを見ながら、少し虚しい気持ちになりました。

どうして、

「私の妻がこんなことをしなくてはならないのか」

という残念な気持ちです。

道ばたにタバコの吸殻を捨てる。空き缶をポイ捨てする。

ひとりひとりが、そんなことをせず、家に持ち帰ってゴミ箱に入れればいいこ
とです。

我が家から出たゴミだけを運ぶならともかく、

そういった、ゴミよりも汚い「人間の不浄」が詰まった袋を運んでいる気がし
て、なんだかやるせない気持ちになりました。

しかし、

フェイスブックでこのことを書いたとき、

道にゴミを捨てている人は同時にその人の「徳」を捨てていて、ゴミを拾う人
は「徳」を拾っているのだ。

と、同じようにゴミ拾いを日課とされている方からメッセージをいただきまし
た。

「虚しい」とか「やるせない」などという気持ちを抱かず、

日々、徳を積んでいるんだ、と私も思えるようになりたいですね。

2012年5月30日

「ふんばろう東日本支援PJ」西條さんとの対談を通じて

先週の金曜日、いまや日本一のボランティア組織となった、


「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表の西條剛央さんとの対談があり、
そのことで大きな気付きがあったので、今日はそのことを書きたいと思います。


「ふんばろう東日本支援プロジェクト」 → http://fumbaro.org/


西條さんと私との対談は、日経ビジネスオンラインで連載されることになって
います。


ですから、


その内容については、あまりここでは触れません。


それよりも、私が個人的に「目からウロコだな」と思ったことを今日は書こう
と思います。


西條さんの著書「人を助けるすんごい仕組み」にも書かれている、【意思決定
プロセス】に関してです。


西條さんのポリシー「構造構成主義」にのっとって、


そのときそのときの「目的」と「状況」とをのみ正確にとらえて意思決定して
いく。そのストイックさは、特筆すべきものでした。


いま、被災地で何が起こっているのか、現地で働くスタッフはどのような気持
ちで動いているのか、


などの状況を捉えたうえで、「被災者を生活者にする」という大目標のために、
現時点で何が必要なのかを決定する。


ですから決して「行き過ぎた民主主義」はやらない。


つまり、多数決で物事を決めるということはしない、ということ。


ここが一番「目からウロコ」でした。


「横山さんが言う【現状維持バイアス】に、多くの人が囚われているとすると、
多数決で意思決定をしている限り、現状を変えられないという結果になる」


西條さんは言いました。


「政府も、NPOも、企業も、多数派が主張することを『正』とする意思決定
プロセスには限界があることを知ってほしい。賛成する人数ではなく、【原理
原則】に基づいて、その意思決定が論理的に正しいか正しくないかの、どちら
かしかないのだから」


西條さんというカリスマリーダーであったとしても、状況判断を間違えること
はあると言います。


ですから、


「構造構成主義」という理論にすべての意思決定をゆだねる。そうすることで、
「水」のように組織が状況に応じてフレキシブルに変形しながら、迅速に行動
することができた——


のだそうです。


こうすれば、私が著書「脱会議」で書いた「名ばかり合議制」などは出てこな
いでしょうし、


決定しないことを決定するという「決定回避の法則」もないでしょう。


この話を聞いて、


「そりゃ、被災地支援の団体なんだからそうだろうね」


と特別視しては、何も学びはありません。


これだけ外部環境が変化しているのですから、行政機関も民間企業も、あらゆ
る組織の意思決定システムを見直す必要があると思いました。


ちなみに、


私と西條さんとを繋いだのは、


私が今年3月8日に、以下の号外メルマガを書いたことがキッカケです。


◆ すべての日本人が奮い立たされる「すんごい仕組み」とは?
 (バックナンバー)
http://attax-sales.blogspot.jp/2012/03/blog-post_08.html


当日は私と西條さん以外に、日経BP社のプロデューサー、ライター、カメラ
マン、編集者2人、西條さんの秘書が、この対談のために集まりました。


一通のメルマガが、人を引き寄せていくのですね。


本当に不思議な体験でした。


今後も、いろいろな大切な気付きをお伝えできたらと思っています。


いつもありがとうございます。



以上



(もしも西條さんが戦国時代にいたら、天下を統一していたのではないかとい
うぐらいに、正義感、誠実性、聡明さ、清潔感、カリスマ性……をお持ちの方
でした。そして何より美男であることも、物語の主人公にふさわしい方である
と。「ふんばろうPJ」の取り組みは、まさに奇跡の物語です)

2012年5月28日

ますます「言い訳」が増える現代社会の問題【バックトラッキング】

● 今回のテクニック:【バックトラッキング(15)】

バックトラッキングとは、NLP(神経言語プログラム)のペーシングでもよ
く使われる「おうむ返し」のこと。

相手の言葉をそのまま流用し、「質問形式」にして返す。こうすることで、相
手は「イエス」としか返答することができない。

イエスセットを効果的に実践するときに使うテクニックで、

上司や部下とのコミュニケーションのみならず、お客様や家庭などでも応用で
きる。

「……ですね?」「……ですよね?」と確認するように尋ねるのが基本。


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マネージャー :
「前向きな思考を手に入れるためには、正しいフレームワークが必要だって
言ったよね」


部下 :
「はい、確かにそうですね」


マネージャー :
「フレームワークを使ってアイデアを出したら、定期的にレビューしたほう
がいい、とも話したよね」


部下 :
「そうですね。どうしても『揺り戻し』がありますから」


マネージャー :
「現状維持バイアスだな」


部下 :
「そうです。まさに、現状維持バイアスです」


マネージャー :
「現状維持バイアスがかかっていると、どうしても言い訳が増えるよね」


部下 :
「そうでしょうね。理由もなく、とにかく変化をしたくない、ということで
すから、そうなりますよ」


マネージャー :
「君の机の上、相変わらず片付いていないけど、あれも現状維持バイアスが
問題なのかな」


部下 :
「……う」


マネージャー :
「どう?」


部下 :
「まァ、確かに、整理整頓はしないとはいけないと思ってるんですが」


マネージャー :
「整理整頓はしたほうがいいと思ってるんだよね?」


部下 :
「はい。そうなんです。でも、もう慣れてしまいましたからね、片付いてい
ないように見えても、あれで、どこに、何があるのか、私にはわかってるん
です」


マネージャー :
「ほう……。私には片付いていないように見えるけれど、あれで、どこに、
何があるのか、君にはわかってるんだね」


部下 :
「ええ。ですから、他の方が見苦しいと思わなければ、あれはあれでいいん
じゃないかと思うんです」


マネージャー :
「他の方が見苦しい思わなければ、あれはあれでいいんじゃないかと思うん
だね? しかし、それは完全に言い訳だよね」


部下 :
「あ……。やはりそうですか」


マネージャー :
「あれだけの資料を、机の上にうずたかく積み上げておいて、問題はありま
せんと言われても、納得できないよ。全部、スキャナーでデータ化し、タグ
付けして、整理したほうが検索性がよくなるに決まっている」


部下 :
「ま、確かに……」


マネージャー :
「交通費清算も、最近やってないって総務部長が言っていた。頭が整理され
てないんじゃない?」


部下 :
「ああ、交通費清算ですね……。ここのところ出張が多かったものですか
ら」


マネージャー :
「ここのところ出張が多かったから交通費清算ができていないということだ
ね? でも、モバイルパソコンがあるだろ?」


部下 :
「あ、確かに……」


マネージャー :
「1ヶ月以内に交通費清算は終わらせないといけないって知っているよ
ね?」


部下 :
「え、そうなんですか?」


マネージャー :
「グループウェアの掲示板に書いてあったよ」


部下 :
「あ……。でも、最近グループウェアは見てないんですよね」


マネージャー :
「最近グループウェアは見てないんだね? でも、総務から連絡があったと
思うけど、大切な連絡事項は、メールではなく、掲示板で知らせることにし
たと、先日の朝礼で言っていたよね?」


部下 :
「あ……はい。うーん、すみません。言い訳でした……」


マネージャー :
「今の時代は、便利になり過ぎてるところもあるよね」


部下 :
「便利になり過ぎてる、ですか?」


マネージャー :
「そう。だから気を抜けないんだよ。自分のやり方で自分のペースでやろう
と思っても、便利なツールが身の回りにあるものだから、次々に処理してい
かないと、『それは言い訳だ』なんて言われてしまうよね」


部下 :
「そうですね……。確かに、グループウェアもあるし、便利と思ってモバイ
ルパソコンを支給してもらいましたけど、その分、言い訳が増えた気もしま
す」


マネージャー :
「昔に比べて、『やれていなくても通じる理由』って、ドンドン減ってきて
いる」


部下 :
「ぼーっとしていると、すぐに言い訳の材料で頭が埋もれてしまいそうで
す」


マネージャー :
「そうだよね。とはいえ、便利な道具を捨てるわけにはいかない。だから、
定期的なフレームワークでレビューする必要があるんだよ。頭が整理できな
くなってしまうからね」


部下 :
「そうか……。現状維持バイアスをはずすことができませんし」


マネージャー :
「そう。そして、正しいフレームワークを使っていると、感情のコントロー
ルがしやすくなる。なぜなら、頭が混乱しているときに整理してくれるから
ね」


部下 :
「なるほど……」



……交通システムの発達によって、遠方のお客様にも行ける時代となりました。

モバイルシステムの発達によって、どこへいても情報伝達、そして処理までも
できる時代となりました。

発信する側と、受信する側との意識が同じであればいいですが、そうでなけれ
ば、

「それは言い訳だ」

と言われてしまう世の中です。

うっかり忘れることは誰にでもあるわけですから、

「心がけ」に頼らず、正しいフレームワークで定期的にレビューする「仕組
み」を取り入れたいですよね。


● 「横山信弘の組織営業力アップDVD Vol.5
 予材をどのように積み上げるか? 予材管理にもとづく営業戦略の立て方」
http://attax-sales.jp/tokuten/yn5/index.html

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【編集後記】

先週金曜日のメルマガに書いた編集後記の内容は、フェイスブックにも記事と
して掲載しました。

そしてその記事への「いいね!」の数が、3日目にして【1,000】を超え
ました。

どう比較していいのか、私もあまりわからないのですが、

著名人のフェイスブックページで、上位にランクインするAKB48の「板野
友美」さんの記事でも、

「150」から「300」ぐらいです。

フェイスブックの書籍も発表している、ソーシャルメディアの達人「樺沢紫
苑」さんの記事であれば、「1,000」を超える記事もありますが、

それにしても、

こういったソーシャルメディアの「拡散」の威力はすごいなと思いました。

バイラル効果(口コミ効果)は、一般流通の世界でもあることで、

再現性を担保することはできないでしょうが「一発あたれば」、破壊的な効果
が見込めるという点で、とても魅力的ですね。

いずれにしても、以前も書いたとおり私はフェイスブックをビジネスツールと
して戦略的に活用しはじめました。

大半が「自己開示」ですが、

個人向けの「ノウハウ」も定期配信しています。

昨日は、【言い訳フレーズを逆転させる】というテーマで投稿し、「300」
近い「いいね!」と「91人」の方に「シェア」をされました。

今日は、【方向音痴をなおす方法】というテーマで投稿しています。

ご存知のとおり、友達は「5,000人」までです。

友達申請をお待ちしております!

【横山のフェイスブック】 → http://www.facebook.com/nyattx

2012年5月25日

予材管理の「予材」の入れ替え手順について【プリフレーム】

● 今回のテクニック:【プリフレーム(15)】

プリフレームとは、打合せや商談に入る際、もしくはそれよりも前に、これか
ら話す内容の意味(フレーム)を明確に伝えておくことである。

それによって、相手の視点をフレーミングし、主導権を握ることが容易になる。

冒頭に趣旨をしっかりと説明するだけであるため、非常に簡単なスキルである。
メールと効果的に組み合わせることにより、より有効性が増す。

「DVD4」でも紹介しているとおり、相手を説得するうえで、最も簡単で、
最も強力なコミュニケーション技術である。


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● 今回のコミュニケーション例 【 プリフレームを使わない例 】


部下 :
「目標予算の2倍の予材は仕込みましたが、全然、結果は出ていません。2
倍があるかどうかではなく、もっと中身を吟味したほうがいいんじゃないで
しょうか」


マネージャー :
「予材の中身って、どういうこと?」


部下 :
「それは……わかりませんが」


マネージャー :
「わからないんだったら、ただの言い訳だろう」


部下 :
「言い訳って……。じゃあ言わせていただきますけど、目標の2倍の予材が
あれば達成するって言いましたよね? じゃあどうして結果が出ないんです
か」


マネージャー :
「君の予材を見ていると、ただ後ろにずらしているだけだ。見せ掛けの『2
倍』になってるんだよ」


部下 :
「見せ掛けの『2倍』? ……ちょっと、意味がわかりません」


マネージャー :
「たとえば、このA社の70万円の予材、1月からずっと、後ろにずらし続
けてるじゃないか。5月になっても、まだ決まらない」


部下 :
「それは仕方がないですよ。相手の担当がなかなか決めてくださらないんだ
から」


マネージャー :
「そういうことを言ってるんじゃない。この予材を、ただ後ろにずらしてい
るだけでは、その月、その月は2倍に見えても、トータルで考えると、予算
の2倍になってないんだよ」


部下 :
「……んんんん」


マネージャー :
「わかったか?」


部下 :
「いえ、わかりません」


マネージャー :
「どうしてだよっ! 予材が滞留してるんだって言いたいんだ、俺は。2週
間に1回のタイミングで、滞留してる予材は切っていこうと話したじゃない
か」


部下 :
「ですから、先ほども話したとおり、A社の担当さんの問題なんです。1月
の予材として書きましたが、5月まで引っ張っているのには理由があるんで
す」


マネージャー :
「そんなことはどうでもいい! A社の予材のことじゃなくて、そういうず
らし続けている予材や、まったく動かない予材をそのままにしておくことが
ダメだと言うんだ。A社のことはもう考えるな!」


部下 :
「A社のことはもう考えるなぁ? もう、わかりません! じゃあ、どうす
ればいいんですか」


マネージャー :
「わからないって……」


部下 :
「わかりません! 2倍の予材を積めって言われたから積んだんです。それ
なのに、今度はずらしちゃダメだって……。意味がわかりません!」


マネージャー :
「だから新陳代謝が大事だって話をしただろう! 期のはじめの方針発表会
でも言ったはずだ。展示会をもっと活用しろよ。お前、ちゃんと予材管理の
こと、わかってるか?」


部下 :
「それは部長がご判断されたら、よろしいんじゃないですか?」


マネージャー :
「はぁ?」


部下 :
「私が、予材管理のことを理解しているかどうか、そんなこと、部長が判断
すればいいことです。私が答えることではありません」


マネージャー :
「何だとこの野郎! お前がなかなか達成しないから、俺がこうやって面倒
みてんだろうが!」


部下 :
「面倒みてやるって……。誰がそんなこと頼んだんですか! 誰も部長に頼
んだ覚えありません」


マネージャー :
「もういっぺん、言ってみろコラ……」


部下 :
「勝手にやらせてもらいます。だいたい、目標が高すぎるんです。なのにそ
の2倍の予材って、意味わかるわけないでしょうが!」



● 今回のコミュニケーション例 【 プリフレームを使った例 】



マネージャー :
「今年のはじめの方針発表会で、マーケットポテンシャルごとに、営業の目
標予算を分配するという話が出たよね」


部下 :
「あ、ええ。はい……」


マネージャー :
「そのうえで、私たちの部署も目標数値を確定させ、全員で、じゃあどのよ
うに目標を達成させていくか。そしてどのように2倍まで積み上げるか、と
いう話をしたよね」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「そのときに使ったフレームワークがこれだ。この2軸のフレームワークか
ら、予材の配分を吟味して積み上げていった。今期は積極的に展示会を活用
し、新しい予材を常に補充していこうという話になったわけだ」


部下 :
「え、ええ」


マネージャー :
「どんなにアプローチをしても、予材の進捗に動きがなければ、2週間とい
う期限を決めて、いったんは予材管理表から予材を『切る』。そして、また
新しい予材を積み上げていく、というプロセスをやっていくという話をした。
そうだよね」


部下 :
「あ、はい……。確かに」


マネージャー :
「そのうえで、このA社の予材って、もうかなりの期間、留まったままだか
ら、みんなで決めた予材管理の運用ルールにのっとって、いったんは切って
しまおうか。また動きが出てきた時点で戻せばいいんだからね」


部下 :
「はい。申し訳ありません。確かに、滞留しちゃってますね。いったんは切
りますが、この予材は追いかけ続けます」


マネージャー :
「うん、頼むよ」



……驚いたことに、

昨日、号外メルマガで「組織営業力アップDVD」第5段の予約案内をしたと
ころ、

今日の朝までに、32本も予約が入りました。

私も、他のメンバーも、ものすごく驚いています。

「割引価格」の適用は6月30日まで継続しますが、平野友朗さんとの対談C
Dは【100セット限定】ですので、

少し心配です。

社内の稟議が通ってから申し込もうと思っていたら、すでに100セット完売
していた、ということがあるかもしれませんから。

今回のDVD5では、予材の新陳代謝についても詳しく解説しています。

どのように予材を回転させるか、いろいろな事例を使って話をしていますので、
ご期待ください!

ご予約はお早めに!


● 「横山信弘の組織営業力アップDVD Vol.5
 予材をどのように積み上げるか? 予材管理にもとづく営業戦略の立て方」
http://attax-sales.jp/tokuten/yn5/index.html

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【編集後記】

昨日、本当に涙が出るほど嬉しい報告をもらいました。

フェイスブックで以下のページを知ったことがきっかけで、妻と娘との「ゴミ
拾い」の日課がスタートしました。
http://www.facebook.com/pages/Little-bird/194397347255617

妻と娘が保育園への道中に落ちているゴミを拾い、記録しているのです。

何か特別なボランティア団体に入っているわけでもなく、2人は家の近所の道
ばたのゴミを拾い続けているのです。

気分屋の娘は、「きょうはやらない!」とか、気乗りしない日もあったそうで
す。

妻は妻で、

幼い子供が見てはいけないような物を、ビニール袋にくるんで路上に捨てられ
ている実情を知って怒りを覚えたり、

何度もツライ思いをしたようです。

そりゃ、そうですよね。

「タバコの吸殻」に代表される、道ばたに落ちているゴミは、人間の心無い仕
業。ゴミ拾いをするということは、その対峙を強いられるわけですから。

ゴミよりも汚いものと向き合わなければならない日々。

それでも妻と娘は、葛藤を覚えながらも続けたようです。

そうして、コツコツと続け、

昨日、その「100日目」を迎えたと聞きました。

それを知った娘は目を丸くして驚いたそうです。

妻が言うには、娘も5歳になり、最近は100くらいまで数を数えられるように
なったので、

「100」という数字がとても大きい数だとわかったようです。

「きょうはひゃっかいめだから…… きょうはひゃっかいめだから……」と、
何度もつぶやきながら、

昨日は張り切って、道ばたに落ちている吸殻を拾っていたそうです。

娘がを巧みに「トング」を使って、ゴミを拾う様を目の当たりにすると、私も
感慨深いものを覚えます。

娘も偉いですが、

誰に頼まれたわけでもなく、

誰に評価されるわけでもない、この「ただの近所のゴミ拾い」を、

100日間も続けた妻を、心の底から尊敬します。

今日、5月25日は、その妻との結婚記念日です。

出会ったころより、ますます心が美しくなる妻に感謝、感謝です。

(今日、私は日本一のボランティア団体『ふんばろう東日本支援プロジェク
ト』の代表、西條剛央さんとの対談で、東京にいます)

2012年5月24日

現状維持バイアスをはずす「戦略フレームワーク」

今朝は「現状維持バイアス」のネタを書かせてください。


現状を現状のままにしておきたい心理欲求のことを、「現状維持バイアス」と
呼びます。


なぜ現状のままにしたいのか?


その理由を探っていくと、「理由らしきもの」を掘り当てることができるかも
しれませんが、


基本的には、ほとんどの場合、「後付け理論」の場合が多いですよね。


本当の理由は、


ただ単に、「現状のままがいいから」


なのです。


「この前の会議で決めたじゃないか! どうしてやってないんだ!」


「期のはじめに部長が打ち出した方針にしたがっていない。なぜ、前期までと
同じことをやってるんだ!」


と聞いたとしても、


「そもそも……、これってどういう話でしたっけ? 私はまだ納得できていま
せんが」


「性急に物事を進めていくことに違和感を覚えます。もっとジックリ考えてい
きませんか?」


一度、決めたことなのに、また「振り出し」に戻そうとする人がいます。


理由などありません。


前述したように「現状維持バイアス」にかかっているだけなのです。


それに屈しなければいいのですが、


現状維持バイアスがかかっている部下が、態度を硬化させていると、


「じゃあ、君はどうすればいいと思っているんだ?」


「確かに、期首から状況が変わってしまっているから、もう一度話し合おう
か」


などと管理者も折れてしまうこともあるでしょう。


これは良くありません。


部下にとって、管理者が「ぶれる」ことが一番良くないのです。


なかなか結果が出ないと、頭が整理できなくなる部下は多いでしょう。


「なぜ、このようなお客様で、この商材を使って予材を積み上げるのか。なん
だかわからなくなってきました」


こんな風に言ってくる部下もいるかもしれません。


しかし、それに管理者がいちいち振り回されないで欲しいのです。


そのためには、管理者の頭は常に整理させておく必要があります。


「なぜ、このようなお客様で、この商材を使って予材を積上げるか、で悩んで
いるんだよね? 今年の1月にお互いで話し合って決めたことだけど、もう一
度、振り返ってみようか?」


何度でも付き合ってあげてください。


なぜ、そのような方針を打ち出したのか?


どうして、その戦略が必要なのか?


現在の、方針や戦略を【導き出したプロセス】を、もう一度確認するのです。


「戦略フレームワーク」があることで、何度でも部下と共通理解をすることが
できます。


現状維持バイアスがかかっている人の「揺り戻し」を防ぐことができるでしょ
う。


もう一度書きます。


現在の、方針や戦略を【導き出したプロセス】がとても重要なのです。


本日から


「組織営業力アップDVD 第5弾
 予材をどのように積み上げるか? 予材管理にもとづく営業戦略の立て方」
http://attax-sales.jp/tokuten/yn5/index.html


というDVDの販売キャンペーンをスタートします。


予材の中身の精度をアップさせることはもちろんのこと、


管理者がぶれなくなること。


そして、現場の営業の「現状維持バイアスをはずす」フレームワークが、いく
つも紹介していることが。このDVDの特徴です。



キャンペーンの特典は、以下の2つです。


【6月30日まで】
 定価「37,800円」を「34,650円」の割引価格でご提供いたしま
 す。


【100セット限定】
 平野友朗さんとの対談CD2枚 「小さな会社が絶対達成する方法」がプレ
 ゼントされます。 (一般価格:9,800円)


メルマガで事前に告知していたせいか、


すでに「予約したい!」というご連絡をかなり頂戴しております。


しかし、申し訳ありません! 予約は本日からです!


発売スタートは6月1日から。


今回はかなり大きな特典がついていますので、すぐにキャンペーンセットがな
くなってしまうかもしれません。


1年3ヶ月振りの組織営業力アップDVDの発売となりますし、


「予材管理はやっているんだけど、ただ2倍の予材を積上げるだけでは、なか
なか結果が出ない。どうすればいいんですか?」


という質問に答えるDVDですので、強い関心を抱く経営者、マネジャーが多
いからです。


予約はお早めに!


● 「横山信弘の組織営業力アップDVD Vol.5
 予材をどのように積み上げるか? 予材管理にもとづく営業戦略の立て方」
http://attax-sales.jp/tokuten/yn5/index.html


さらに【100セット限定】の特典である、対談CDには、


期限を2つ折にして、仕事を絶対達成させる「倍速管理」の話が盛り込まれて
います。


こちらの対談CDの内容は、私自身、とても気に入っています。


落ち着いた平野さんのナビゲートに対し、横山のキレイゴトを廃した本音&マ
シンガントークが炸裂しているからです。


DVD&CDで、またお会いしましょう!


いつもありがとうございます。



以上

2012年5月21日

既存顧客のポテンシャルを分析するための視点【ウィンザー効果】

● 今回のテクニック:【ウィンザー効果(2)】

ウィンザー効果とは、第三者を介した情報、噂話のほうが、直接言われるより
も効果が大きくなるという心理効果。

ミステリー小説「伯爵夫人はスパイ」に登場してくるウィンザー伯爵夫人が
『第三者の誉め言葉が、どんな時にも一番効果があるのよ、忘れないでね』と
言ったのが由来とされている。

相手を承認したり、褒め称えたりするときに活用すると効果的である。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「『脳は否定語を認識できない』という話はしたよね」


部下 :
「はい。コンビニのトイレに『きれいに使用していただきありがとうござい
ます』という張り紙が書いてあるのは、その例だと仰ってましたね」


マネージャー :
「うん。『きれいに使いましょう』『清潔に使用してください』と書いても、
現時点が『清潔ではない』と脳が認識してしまうため、その状態を保ってし
まうということだ」


部下 :
「正しいフレーミングって大事ですね」


マネージャー :
「ポジティブに物事を見るためには、定期的にフレーミングをする必要があ
るよ」


部下 :
「そういう意味で言うと、今期、なかなか結果が出ないのは、どうしてなん
でしょうね? どういうフレーミングが必要なんでしょうか」


マネージャー :
「どういうフレーミング?」


部下 :
「ええ。部下といろいろ相談をしながら進めているんですが、どの業界のお
客様に対し、どのサービスを提案したら一番受注に結びつくのか、そのあた
りで頭を悩ませているんです」


マネージャー :
「君の部下は3人だっけ?」


部下 :
「いえ、4人です。4月から新しい人が入ったものですから」


マネージャー :
「評判は聞いてるよ」


部下 :
「え? 何の評判ですか?」


マネージャー :
「上司としての器だよ。4年目のG君、いるだろう?」


部下 :
「ええ」


マネージャー :
「G君が君の事を言ってたよ。面倒見がいいって。すごく感謝してるって
さ」


部下 :
「え? G君が?」


マネージャー :
「先日も、G君のクレームを君が火消ししたそうじゃないか」


部下 :
「あ! ああ、あれですか。そりゃあ、彼の先輩として当然だと思います」


マネージャー :
「当然……て、そう簡単にできるもんじゃないよ」


部下 :
「あ、ありがとうございます……」


マネージャー :
「相手の担当者、かなり憤慨してたんだろ?」


部下 :
「はい。先方が要望した仕様どおりに製造されていなかったものですから、
当たり前です。でも、G君が提出してきた資料を私もチェックしていたわけ
ですから、私の大きなミスでもあります」


マネージャー :
「そうは言っても、なかなかできることじゃない。社長も、君の日ごろの姿
勢には感心していた」


部下 :
「え! 社長が?」


マネージャー :
「そうそう。あの社長、見てなさそうでいて、意外と見てる」


部下 :
「そうですか、あの社長が……」


マネージャー :
「それでさ、先ほどの話なんだけど」


部下 :
「え?」


マネージャー :
「どの業界のお客様に対し、どのサービスを提案したら一番受注に結びつく
のか、そのあたりで頭を悩ませている、という話だったよね」


部下 :
「あ、はい」


マネージャー :
「4月の初旬、一緒にミーティングしたよね? どのお客様というのは、既
存のお客様のポテンシャルをまず分析し、そのデータを元にまず訪問活動を
しようって」


部下 :
「あ……はい」


マネージャー :
「4人の部下のお客様のポテンシャル分析はできるのかな?」


部下 :
「いや、まだ途中までしかできていません。でも、本人たちは意識している
と思います」


マネージャー :
「うん……。本人たちは意識していても、あのポテンシャル分析は、客観的
な視点が必要なんだよ。現在付き合っているお客様が本当にポテンシャルが
あるかどうかは、自分ではなかなか確認することができない」


部下 :
「あ! そうでしたね……。自分で推し量ることができるなら、これまでも
うやってますからね」


マネージャー :
「そう。だから、正しいフレーミングをすること。そしてその精度をアップ
させるためには、客観的な視点でその内容を見極めること、が必要だ」


部下 :
「そうでしたね……。というか、これって4月に決めたことですよね」


マネージャー :
「そう」


部下 :
「ああ……。私は全然ダメですね。こんなんじゃ、部下たちに申し訳ない」


マネージャー :
「違う違う。何度も言うように『脳は否定語を認識できない』んだ。だから
そう言うな」


部下 :
「じゃあ、どう言えばいいんですか?」


マネージャー :
「『よくなりつつある』だ」


部下 :
「よくなりつつある、ですか……」


マネージャー :
「君の部下も、社長も、君の事は頼りにしている。正しいフレーミングを身
に着けて、定期的に見直そう。レビューすればいい」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「そういう正しいフレーミングでレビューし続ければ、しばらくすると、ポ
ジティブな感情で行動ができるようになっていく。君は上司としてよくなり
つつあるよ」



……先日ご案内したとおり、

今週、「組織営業力アップDVD」の第5段の発表があります。

約1年ぶりのDVDです。

テーマは、まさに「営業戦略」。

どのような予材を積み上げればいいのか? そのノウハウをぎっしりと詰め込
みました!

応用テクニック満載です。予材管理を実践しようとする組織には、必須のDV
Dと言えます。

特に今回ご紹介した「ポテンシャル分析」をどのように客観的な視点を使って
実施するのか、は重要なキーワードです。

ご期待ください!

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【編集後記】

5月14日に「脱会議100日マラソン」がスタートして1週間が経過しまし
た。


・フェイスブックページ
http://www.facebook.com/kaigicost

・アメーバブログ
http://ameblo.jp/kaigicost/


100日間でムダ会議を「1億円」分削減する、というプロジェクトです。

見ていただけたらわかるとおり、

現在、【1251万9000円】分、積みあがっています。

表面的にみたら、

「1週間で1251万円も積みあがったのなら、1億円なんて楽勝じゃない
か」

と思われるかもしれませんが、

この裏側で、どれぐらいプロジェクトメンバーが動いているか……を知る私と
しては、

まだまだ、まったく足りない数字です。

顔を合わせたこともない、同じ会社で勤めているわけでもないPJメンバーと、
週末もずっと奔走し続けています。

目的は「1億円」ではなく、「脱会議ムーブメント」を起こすことですから。

実際に、

脱会議の本を読んで共感した、という方がいても、

「なかなか実践できない」

「上司が会議好きなので、とても言えない」

という声がほとんど。

ですから、

私たちプロジェクトメンバーも、毎日毎日、いろいろな方に働きかけてはいる
のですが、

「そうは言われても難しい」

と断られることがほとんどで、「脱会議」の難しさを目の当たりにしています。

また、運営上の課題もドンドン出てきています。

フェイスブックをメインに活用しているため、

「フェイスブックのアカウントを持っていない人が参加しにくい」

という声が多く出ています。

そこで、

もう少し参加のハードルを下げて、

本メールの返信の文章に、

削減した会議の「数」「時間」「参加者数」を書いてくださることで、私たち
管理人が、

代理投稿しようと考えました。

ただし——

フェイスブックなら身元が特定できますが、私たちが代理投稿してしまうと、
「脱会議ランナー」の身元が特定しづらいですし、信憑性に欠ける情報だと認
識されると、

このプロジェクトの品質が落ちます。

「ある建設業界のY社さんが、2時間5人参加する月1回の定例会議を削減さ
れました!」

と私たちが書き込んでも、「もしかして情報を捏造しているのでは?」と言わ
れかねません。

ですから、

会社名と、担当者名をフルネームで明記した方のみ、

私たちが代理投稿をしようかと考えています。

もし、

脱会議の本を読んで、すでに会議を削減した、という方がいらっしゃいました
らご連絡ください。

このメルマガの返信でもかまいません。

会社名、担当者名、削減した会議の数、時間、参加者数

を書くだけでかまいません。

他に文章を書く必要はありません。

「横山さん、いつもメルマガ楽しみにしていますよ! ありがとうございま
す」

みたいなことも書かなくていいですので、(苦笑)

どうぞよろしくお願いいたします!

皆さんで盛り上げていきましょう!

あと、

実践しなくても、たまに上記のページをチェックしてください。

毎日、どれぐらい積みあがったのかは更新していきますので。

私たちも多くの方に「見られている」と意識することで、活動のクオリティが
アップしていきます。

これがまさに「ホーソン効果」というものですね。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

2012年5月17日

「予材」は既存製品と新市場を組み合わせる【ディレイテクニック】

● 今回のテクニック:【ディレイテクニック(8)】

ディレイテクニックとは、怒りを感じたとき、感情に任せて言葉を発しないよ
う、心のなかで別の事柄を思い浮かべて落ち着きを取り戻す方法。

イエスバット法を心掛けようと思っても、自分の感情をコントロールできない
と相手の言葉を「受け止め」にくい。

このためディレイテクニックなどを使って、自分自身を落ち着かせてから反論
する


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「感情のコントロールをして、前向きな発想を出すためには、正しいフレー
ミングをすることが必要だと話したよね」


部下 :
「ええ。確かに、ただ『考えろ』『頭を使え』と言われても、いいアイデア
は出てこないですものね」


マネージャー :
「創意工夫さえもしようとしないよね」


部下 :
「どう考えていいかわからないから、途中で諦めちゃうんでしょう」


マネージャー :
「ごちゃごちゃ言わずに、毎日走れ! と言われるより、毎日30分、これ
からの2週間は、『両手の振り方』に気をつけて走ろうか、と言われたほう
がモチベーションは落ちないよな」


部下 :
「そうだと思います。前向きにやろうかな、という気持ちになります」


マネージャー :
「ところで、君は既存の取引先への訪問比率が高すぎるね」


部下 :
「そうでしょうか?」


マネージャー :
「先月、訪問件数が70件だったけど、そのうち62件が既存の取引先だ」


部下 :
「それじゃあ、もう少し配分を多くします。30件は新しく取引してくれそ
うなところへ訪問します」


マネージャー :
「そうなると、総訪問件数は……?」


部下 :
「え? 70件でロックします」


マネージャー :
「な……! それじゃあ既存の得意先の訪問件数が減るだろう」


部下 :
「はい。だって配分を変えろとおっしゃったじゃないですか」


(怒)マネージャー :(心の中で)
 カーッと怒りが湧き上がってくるのを抑えようとする。
(牛丼を食べられるのは、吉野家、松屋、すき家、らんぷ亭、チカラめし、
なか卯……)


マネージャー :
「違う違う。私は配分を変えろだなんて言っていない。君が言ったんだ。新
規の訪問先を増やしてくれと言ったんだよ」


部下 :
「え? 既存の得意先への訪問回数を減らさずに、新規の訪問も増やすんで
すか? そんなこと、どうやってやるんですか」


(怒)マネージャー :(心の中で)
 カーッと怒りが湧き上がってくるのを抑えようとする。
(ハンバーガーを食べられるのは、マクドナルド、モスバーガー、ロッテリ
ア、ファーストキッチン、バーガーキング、ウェンディーズ、フレッシュネ
スバーガー……)


マネージャー :
「どうしてそうなるんだよ。総訪問件数を増やせばいいじゃないか」


部下 :
「70件以上に? そんなの無理ですよ! ただでさえ、こんなに業務が立
て込んでいるのに」


マネージャー :
「業務が立て込んでるって……」


部下 :
「それに、新規の訪問って言っても、もっと何か新しい商品とかがないと難
しいですよ。いま、商品開発部が売れるものを開発してるそうですから、そ
れを待ちましょう」


マネージャー :
「待つって……」


(怒)マネージャー :(心の中で)
 カーッと怒りが湧き上がってくるのを抑えようとする。
(ファミレスで言うと、ガスト、ジョイフル、COCO'S、ビッグボーイ、サイ
ゼリヤ……)


マネジャー :
「新商品を待つなんてことはしない。コア事業、コアの商品で、既存のお客
様、そして新規のお客様をあたる。新商品で新市場を開拓していくような多
角化戦略は、そう簡単にはうまくいかない」


部下 :
「う……」


マネージャー :
「マーケットのポテンシャルはデータで示してある。そうだよな?」


部下 :
「はい。まだ当社の市場占有率は17%です」


マネージャー :
「ライバル会社との差別化要因はほとんどない。しかし、他社の営業力はか
なり低いことがわかってる」


部下 :
「ええ。それは社長がおっしゃっていましたよね」


マネージャー :
「お客様の評価も同じだ」


部下 :
「……うーん、そうですね」


マネージャー :
「君の目標達成率は87%だ。それもほとんどが既存の取引先で構成されて
いる」


部下 :
「はい。しかし、ドンドン既存の得意先の扱い量が減っています。これは歯
止めがききません」


マネージャー :
「既存事業で新規開拓を徹底しよう。そして、そこでキャッシュを生んでか
ら、新しい事業へ少しずつシフトさせていこう」


部下 :
「そのとおりですね。確かに」


マネージャー :
「そのようにフレーミングしたほうが、軸がぶれなくていいだろう」


部下 :
「そうですね。やはりフレームって大事ですね」


マネージャー :
「どうしても仕事を丸抱えにしてしまうから、君は業務が立て込んでいると
いう言い方をしてしまうんだ。これからはもっと外へ行って、新規のお客様
との関係構築に励んでくれ」


部下 :
「わかりました」


マネージャー :
「そして、新規のお客様を含んだ、2倍の予材を積み上げることで、目標予
算が未達成になるというリスクマネジメントをしていこう」


部下 :
「はい」



……どのような予材を積めばいいのか? その優先順位は?

それを、「アンゾフの成長マトリックス」を使って書いた記事がありますので、
紹介いたします。


【参考記事】「アンゾフの製品・市場 成長マトリックス」は実践的なフレー
ムワークなのか
http://attax-sales.jp/blog/000331.html

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【編集後記】

最近はフェイスブックに、

私の「自己開示」のみならず、

「個人」の方が読んでも役立つようなノウハウや、思考テクニックも、

少しずつ書くようにしています。

たまにチェックしてくださいね!

http://www.facebook.com/nyattx

2012年5月14日

絶対達成する「予材」の中身とは?【ブーメラン効果】

● 今回のテクニック:【ブーメラン効果(2)】

ブーメラン効果とは、説得しようとすれば、説得しようとするほど、相手は抵
抗を覚え、逆の方向へ意識を向けてしまうこと。

特に「高圧的に」説得されると、強いブーメラン効果が働く。

自分の自由を外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする動機的
状態——心理的リアクタンスとも言う。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「この前も話したとおり、感情のコントロールを正しくしていかないと、思
考停止状態になってしまうよね。そして、思考停止になってしまうと、創意
工夫する力が萎えていってしまうよね」


部下 :
「そうですね。イライラしてばかりいると、自分の力を発揮しづらいですも
のね」


マネージャー :
「だから、ポジティブなフレーミングをすることが必要なんだ」


部下 :
「ええ」


マネージャー :
「ところで今年の新人はどうだ?」


部下 :
「はやくも『五月病』にかかってるみたいです」


マネージャー :
「五月病?」


部下 :
「毎日ため息ばかりついてます。営業に配属されたことを納得できないので
しょう」


マネージャー :
「予材は?」


部下 :
「目標予算の2倍の材料、予材を積み上げろって言ってるんですが、なかな
か……」


マネージャー :
「一緒に考えてやってるんだろ?」


部下 :
「まずは自分の頭を使って考えることが先決じゃないですか? 考えろ、考
えろって言ってるんですが、いっこうに考えようとしません」


マネージャー :
「……」


部下 :
「最近の若い子って、どうしてああいう風なんでしょうね」


マネージャー :
「そういう『ラベル』を張るのはやめよう。ネガティブなフレーミングをし
ても、そのフレームの中で見えてくるのはマイナスの面ばかりだ」


部下 :
「そうは言っても……」


マネージャー :
「けっこう厳しくやってるんだろう? 『ブーメラン効果』が働くぞ」


部下 :
「ブーメラン?」


マネージャー :
「あまりに高圧的な態度で接していると、ますます相手が頑なな態度になっ
ていくことさ」


部下 :
「うーん」


マネージャー :
「……」


部下 :
「それはあるかも、ですね……」


マネージャー :
「上司がやることは、正しいフレーミングをすることだけだ。そのフレーム
の中に、どのようなものを入れてくるかは相手に任せてやれ。実行したあと
に、結果が出るよう、改善していけばいいんだから」


部下 :
「正しいフレーミングですか……」


マネージャー :
「どういう予材を積めって言ってるんだ?」


部下 :
「どういう……」


マネージャー :
「何もフレーミングをしていないのか?」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「ただ、考えろ! 2倍に積み上げろ! って言ってるだけか?」


部下 :
「……ええ。まァ」


マネージャー :
「わかった。君とはまず、そのフレームについて考えようか。全社共通のフ
レームがあるんだから、それを伝える」


部下 :
「え! そんなものがあるんですか?」


マネージャー :
「部長方針でも伝えているよ」


部下 :
「すみません……。わかっていなくて」


マネージャー :
「どのようなお客様の予材か? どのような商材の予材か? どのようなチ
ャネルを利用した予材か? どのような価格帯の予材か? 全部、フレーム
していこう」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「そして、そのうえで部下に考えてもらい、正しい予材が積みあがっている
かどうか。これらの『仮説』を検証するのが上司の役割だ」


部下 :
「わかりました」


マネージャー :
「そして、2倍の予材を積み上げることで、目標予算が未達成になるという
リスクをマネジメントできるようになる」


部下 :
「おお、なるほど」


マネージャー :
「そうすることで、感情のコントロールがうまくいくようになっていく」



……目標予算の2倍の材料を積み上げてマネジメントする方法を、「予材管
理」と呼びます。

しかし、

「とにかく2倍を積み上げろ!」

と激しく言うだけでは、ブーメラン効果が働くだけですよね。

今月末(5月24日を予定)に、正しい予材を積み上げるためのフレームワー
ク理論を解説したDVDを発売開始いたします。

タイトルは、

■横山信弘の組織営業力アップDVD vol.5
「予材をどのように積み上げるか? 予材管理にもとづく営業戦略の立て方」編

です。

(このDVDを観るためには、基本的にDVD1とDVD2が必要ですが)

お楽しみに!

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【編集後記】

私は18歳(高校3年生)のときから、

甲州にある避暑地・「清里」の清泉寮というところで、アルバイトをしてきま
した。

社会人になっても、ゴールデンウィークなどの大型連休のときにボランティア
として2階のレストランで働きました。

その数はなんと、36回にも及びます。

青年海外協力隊に参加していた3年間は除きますが、帰国してからも結婚する
まで続けたのです。

(どんなことでも、とにかく継続できるということは、いいことですね)

ですから、

私は清里高原に、言葉では表現できないほどの強い思い入れがあります。

いつでしたか、

私が帰国してから、再び清里へ通いはじめたとき、同じレストランで働いてい
た「前澤さん」という方と出会いました。

アコースティックギターひとつで、アメリカのライブハウスを周っていたミ
ュージシャンで、

よく休憩時間のときに、

清里名物の「ジャージー牛乳」のケースを裏返し、眼前に横たわる大草原を目
にしながら、座り込んで語り合ったりした仲です。

とても印象的だったのが、

「有名になっても、必ずしも幸せになれるわけじゃない」

という言葉でした。

ちょうど私が長渕剛の大ファンで、長渕剛のギターを作る職人さんが前澤さん
の共通の知り合いであるということから、この話になったのです。

実力があっても、あえてメジャーな道を選ばず、自然とともに暮らしながら音
楽活動を続ける前澤さんが言う言葉に、重みを感じました。

私は当時、何の変哲もないサラリーマンでしたから、ピンと来なかったのです
が、

本を2冊出し、

少しずつメディアに露出を始めると、前澤さんに

「おい、大丈夫か?」

と言われそうで、何となく複雑な気分を覚えるときがあります。

ところで、

その前澤さんから、つい先日、フェイスブックを通じて連絡がありました!
驚きました。

前澤さんからのメッセージを読んでいて、遠い過去の記憶をたどって、一気に
昔の青春時代にフラッシュバックしたような気分になりました。

なぜなら、

「有名になると大変だよ」

みたいなことが書かれてあったからです。

とても、こそばゆいような気持ちになりました。

そして、なんと、驚いたことに……

前澤さんはいつの間にか、このメルマガの読者になっていて、

以前、号外メルマガで紹介した西條剛央さんの「人を助けるすんごい仕組み」
を知り、

読んで感銘を受けたことから、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の継続
的な支援を決めて、現在、音楽活動をしているのだそうです。

人と人とのつながりって、

どこで、どのようにつながっていくのか、わからないものですね。

本当に嬉しかったです!

前澤さんの音楽の特徴は、何と言っても奥様が奏でる「ハンマーダルシマー」
という、「木ハンマーで弦をたたくハープ」の音色とのコラボレーションです。

この「ハンマーダルシマー」の音は美しいです。

前澤さんは、淡水性カメの研究者でもあるので、このデュオの名前を「亀工
房」としています。

メジャーではない「本物」ってあるんですよね。

「本物」かどうかはよくわからないメジャーなものより、

メジャーかどうかわからないが「本物」をいくつ知っているか、が重要なのか
なと思うようになってきました。

その亀工房のライブ情報など、こちらにありますのでご興味があれば、ぜひ!

http://kamekobo47.exblog.jp/

私も、そこにいるかもしれません(苦笑)

2012年5月10日

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし【スノッブ効果】

● 今回のテクニック:【スノッブ効果(8)】

スノッブ効果とは、他者と同調したくないという心理作用が働き、敢えて他人
が所有しないものを欲しがったり、他人とは別の行動をしたりすること。

もともとは、誰もが簡単に入手できるようになると需要が減る消費現象のこと
を指している。

反対語はバンドワゴン効果。

部下とのコミュニケーションに応用するのであれば、プライドが高く、協調性
の低い相手に使うと効果が望める。ノーセットなどと組み合わせてもよい。

(協調性の高い相手にはバンドワゴン効果を使うことをお勧めする)


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「先日、T君に話したんだよ。『脳は否定語を認識できない』って。『もっ
とスキルアップしたい』『もっと営業成績をあげたい』などという表現を使
い続けるかぎり、願望は実現しないって」


部下 :
「ええ。私も聞きました。『スキルアップしたい』と表現してしまうことで、
スキルの足りない自分自身ばかりを認識してしまうということでしょう?」


マネージャー :
「そう。そして、『スキルアップしつつある』とか『営業成績は上がりつつ
ある』という表現しつづけるべきだ、と言った」


部下 :
「ええ」


マネージャー :
「そして、感情をうまくコントロールするためにも、フェイスブックを活用
するのは、いい方法のひとつだとも話した」


部下 :
「そうでしょうね。『いいね!』ボタンを押されるように記事を書くために
は、どのような出来事も思考転換する必要がありますから」


マネージャー :
「ポジティブな思考を手に入れられるんだよね」


部下 :
「マネジャーの発想は面白いですよ。私は、そんな風に考えたことはありま
せん」


マネージャー :
「ところで、ライバル会社がフェイスブックを使ってプロモーション活動を
積極展開している。当社もそろそろ考えたほうがいいだろうか?」


部下 :
「フェイスブックでプロモーション、ですか?」


マネージャー :
「そう。お客様の属性がすぐにわかるじゃないか。フェイスブックの登場で、
今後はマーケティングのやり方が根本的に変わってくると思う」


部下 :
「そう、ですねぇ」


マネージャー :
「当社も今のうちに先行投資したほうがいいんじゃないか?」


部下 :
「しかし、労力をかけた割にはうまくいっていないケースも多いですよ」


マネージャー :
「なるほど」


部下 :
「マネジャーは、『やる前から、うまくいっている事例を聞いても仕方がな
い』という話をされてましたよね?」


マネージャー :
「そうそう」


部下 :
「でも、失敗事例は知っておいたほうがいいですよ」


マネージャー :
「ほう」


部下 :
「うまくいくには、いろいろな要因が絡み合ってるでしょうが、失敗の要因
ってシンプルで、わかりやすいんです」


マネージャー :
「そうか」


部下 :
「そういう意味でも、私はフェイスブックとか、そういう新しいものに飛び
つくよりも、キッチリと営業が当社のチラシをもってお客様のところへ回る
ことが先決ではないでしょうか?」


マネージャー :
「なるほど」


部下 :
「私もチラシを持って、まわりますから」


マネージャー :
「先月のコミットメントでは、20社に対する配布だったけれど、今後は
『キッチリ』チラシを持ってお客様をまわっていくということだね?」


部下 :
「え? ええ。まァ……」


マネージャー :
「そして、君の担当顧客は120社だから、チラシの精度をアップするため
にも、何度か改善をしていきたい」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「ということは、120社を1ヶ月でまわり、チラシを配布して、そのうえ
でチラシの反応を見て、ブラッシュアップしていこう」


部下 :
「……ええ。かしこまりました」


マネージャー :
「今のチラシが効果あるかどうかわからないけれど、君が言うように新しい
プロモーションツールに惑わされることなく、キッチリとこなして、そして
数字を達成していこう」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「そして、それだけの大量行動をすることによって、情報ノイズが入りにく
くなり、感情のコントロールも正しくできるようにもなっていくんだろうか
ら」


部下 :
「そう、ですね……」


マネージャー :
「ということで、1ヶ月に120社へのチラシ配布、頼むな」



……私たちの発想は「絶対達成」です。

これはセミナーや書籍でも解説しているとおり、「リスクマネジメント」の発
想です。

いかに成功するか、ではなく、いかに失敗しないか? なのです。

「目標未達成」というリスクをヘッジするために、「どうしたら失敗するの
か?」さえ理解し、

そのように失敗しなければ、企業が設定する「目標」ぐらいは達成するのです。

オリンピックで金メダルを目指しているわけではないのですから。

ですから、私たちがコンサルティングに入ると、なぜ目標が達成しないかすぐ
にわかります。

「失敗する要因」を改善できていないからです。

現在、大ベストセラーとなっている『「超」入門 失敗の本質』は、「絶対達
成」の理論と通じるものがあります。おススメ!


【参考書籍】「超」入門 失敗の本質
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016879/mysterycon0c-22/ref=nosim

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【編集後記】

以前もお伝えしましたとおり、

来週、5月14日(月)から、

「脱会議100日マラソン」を開始いたします!

(今朝のエキサイトニュースでも、取り上げられています!
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1336471372710.html

100日間で、「1億円」分の無駄な会議を、この日本から削減できるのか?

挑戦してみたいと思います。

●脱会議100日マラソン 『1億円』の会議コストを削減して日本を元気に
しよう!プロジェクト
http://www.facebook.com/kaigicost

「脱会議」という概念を知ってから、もう会議を削減した! という方も申告
していただいてけっこうです。

これから脱会議しなくても、ということですね。

フェイスブックのアカウントがなくとも、代理投稿できる仕組みも考えていま
す。

盛り上げていきましょう!

ちなみに、

脱会議を広めてくれる「脱会議エバンジェリスト」になっていただくと、漏れ
なく「脱会議100日マラソン」のバッジがもらえます。

フェイスブックのアイコンにつけられます!(私のアイコンのように)

どうぞよろしくお願いいたします!

2012年5月7日

他人に話しても「怒り」のレベルは増幅するだけ【フリンチ!】

● 今回のテクニック:【フリンチ!(6)】

フリンチ!とは、相手からの無茶な指示や要求を飲まないために、冗談ぽく驚
いてみせること。

相手の言葉をはじめから「本気ではない/ジョークだ」と決め付け、大袈裟に
驚いたり笑ったりすることで、相手も本気だと言えなくなるという強引なコミ
ュニケーション技術。

言われた瞬間、間髪入れずに笑い飛ばすぐらいの覚悟が必要。例えばお客様か
ら「もう少し安くできない?」と言われたとき「ええええええ! 価格交渉な
んてあるはずないでしょう。いやだなァ〜、部長ときたらすぐにそんな冗談を
言うんだから〜。前も言ったじゃないですか、価格交渉はないって。もしいま
値引いたら僕が嘘つきになっちゃいます〜。ワハハハハ!」という感じで返す。

もちろん相手との強力な信頼関係(ラポール)が前提であり、それがないのに
実践すれば、大変な目に遭うことは間違いない。


───────────────────────────────────

● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「このチラシを持って、お客様のところへ行ってくれないか」


部下 :
「このチラシですか……。このチラシって、どういう業界に効き目があるん
ですか?」


マネージャー :
「いやいや……。前も話したとおり、やりもしないのに事例を聞くと想像力
が働かなくなるって言っただろう」


部下 :
「あ」


マネージャー :
「そして、どんなに詳しい事例を知っても、それとほぼ同じ条件の案件と出
会わない限り、『それとは違うから難しい』という発想になってしまう」


部下 :
「確かに。……事例を聞くってことは、やらない言い訳を探しているような
ものですね」


マネージャー :
「そう。とにかく、チラシを100枚、得意先の担当者へ持っていってく
れ」


部下 :
「ああ……」


マネージャー :
「なんだ? その態度は?」


部下 :
「私の得意先でチラシを持って行くと、すごくイヤな顔をする人がいるんで
すよ」


マネージャー :
「X社の部長か?」


部下 :
「そうです! そうそう!」


マネージャー :
「そりゃあ、100人に1人や2人、そういう人もいるさ」


部下 :
「だって聞いてくださいよ。先日だって、私がチラシを持って行ったら、
『チラシを置きに来たんだったら、わが社のエントランスから中に入るな
っ!』と大声で言うんですよ」


マネージャー :
「……」


部下 :
「そのときの部長、私に向かって言っただけじゃないんです。近くの女性社
員も呼びつけて、なんて言ったと思います? あの人、私のほうを指差した
まま——」


マネージャー :
「やめやめ!」


部下 :
「……え?」


マネージャー :
「やめろ、もう」


部下 :
「ど……どういうことですか!」


マネージャー :
「腹が立った過去の体験は、他人に言うもんじゃない」


部下 :
「……え?」


マネージャー :
「他人に言えば、よけいに怒りが増幅する」


部下 :
「え、でも……。よく、言うじゃないですか。ムカついたことは他人に言う
とスッキリするって」


マネージャー :
「は?」


部下 :
「え? だってそうでしょう? よく奥様たちが井戸端会議で、亭主やご近
所の人の悪口で盛り上がってるじゃないですか。あれってストレス発散のた
めにやってるんでしょう?」


マネージャー :
「えーーーーっ! それはないだろう!」


部下 :
「……?」


マネージャー :
「はっはっはっはっはっはっ! そんなことあるわけがない」


部下 :
「……」


マネージャー :
「ちょっと待ってくれ。あるわけないだろう。はっはっはっはっ! 冗談は
やめてくれ」


部下 :
「……ハハ」


マネージャー :
「腹が立ったことを他人に言えば、スッキリするって? 今時、本気でそう
思ってるのか?」


部下 :
「いや……あの……」


マネージャー :
「はは。そんなこと、あるわけがない。冗談はよせ」


部下 :
「……」


マネージャー :
「怒ったこと、イライラしたことを他人に話すと、追体験(ついたいけん)
をしてしまうため、よけいに負の感情がアップしてしまう。相手が共感する
ような態度をとったときだけ、その場は気持ちがラクになるかもしれない。
しかし、その感情が処理されるのはそのときだけだ」


部下 :
「なるほど……」


マネージャー :
「腹が立ったとき、その場で感情をシャットアウトしないと、悶々とした気
持ちはずっと長続きしてしまう」


部下 :
「確かに、そうですね……」


マネージャー :
「先日も話したとおり、『脳は否定語を認識できない』。だから否定形の言
葉を使わずに、『現在はいい状態になりつつある』という表現をしようと言
った」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「そして、言葉遣いに気をつけつつ、これからは、負の感情をその場で処理
できるようにしていこう。そうすることで、もっと感情のコントロールを正
しくできるようになっていく」


部下 :
「そうですね……。私はなんか、感情のコントロールが苦手で……。気をつ
けます」



……イライラの感情を正しくコントロールしましょう!

「怒りやイライラの感情をコントロールするアンガーマネジメント講座」を、
今後も開催していきますので、ぜひお越しください!

【東京 5/15】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01399.html
【名古屋 8/9】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01404.html
【東京 8/24】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01405.html

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【編集後記】

4月29日から、5月5日までの7日間、

東京の両国にて、私は

「NLPトレーナーズトレーニング」を受講していました。

これは前期で、まだ後期が夏のお盆休み前後にあります。

つまり全部で「14日間」に及ぶ、大きなNLPの旅を私は味わっているとい
うことになります。

トレーニングを受講していて、ちょっと驚いたのが、受講者の数です。

NLPのプラクティショナーから受講していると、受講料だけでも総額で15
0万円は超えてしまうのですが、

それでも、

今回のトレーニングのために全国から27名も集まってきたのでした。

「会社負担」なんて方は、もちろん誰もいませんから、正直なところ凄いな、
と思います。

私も2年がかりで準備(特に経済的なこと)してきたことですから……。

受講者の属性は、

経営者や医療関係者、教育機関の方が多いかと思ったのですが、

意外にも、看護師さん、OLさん、普通のサラリーマンが多かったです。

あとはやはり、コーチ、カウンセラー、そして私のようなコンサルタントです
ね。


ところで5月8日(火)に、いきなり東京で、「絶対マインドセミナー」があ
ります。

これは、

横山のセミナーで最も人気の高かった「自己変革セミナー」のバージョンアッ
プ版です。

定員20名ですが、それをはるかに上回る32名の方からの申し込みがきてい
ます。

今回のトレーナーズトレーニングを受けて、

どのようにして人は「モチベーション」を上げるのか? どのように「自信」
を身につけるのか?

人間の知覚を「一時的体験」と「二次的体験」に分解し、

「あいまいな経験談」や「再現性のない心がけ」などを使わず、

もっと構造的な視点で解説していこうと考えています。

気合を入れて臨みますが、かなり「ロジック」の多い講義となるでしょう。

感情に振り回されることなく、どのように行動を変えられるのかについて、語
ります!

語り尽くします!

セミナー開催日、直前ですが、まだ受け付けています!

● 科学的に自信と意欲をアップさせる!
 「絶対達成するマインドのつくり方『倍速管理』」
【東京 5/8】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01374.html
【名古屋 5/16】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01375.html

2012年5月3日

やりもしないのに「事例」を聞くべきではない【ロミオとジュリエット効果】

● 今回のテクニック:【ロミオとジュリエット効果(1)】

ロミオとジュリエット効果とは、ある目的を達成するまでのプロセスにおいて、
障害や阻害要因が多いほうが、

達成意欲が高まるという心理効果。

無論、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」から由来。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「先日も話したとおり、脳は否定語を認識できない。そして、『もっとスキ
ルアップしたい』『何か良いことないかな』と言っている限り、願いはなか
なか叶わない」


部下 :
「だから、フェイスブックは脳にいいという話でしたね」


マネージャー :
「そう。そして『いいね!』ボタンを押してもらいたいと思うから、どんな
出来事も、肯定的に捉えられるようになる。だから、自分の中にあるフレー
ムを変えることがしやすくなるってこと」


部下 :
「うーーん。確かに」


マネージャー :
「それでフェイスブックはやってるの?」


部下 :
「いや……。あんまり書くことがないんですよ。仕事で使ってるわけでもあ
りませんし」


マネージャー :
「日ごろ考えてることでも書けばいいじゃないか」


部下 :
「マネジャーは、いつもラーメンのネタですよね?」


マネージャー :
「そう。食べたラーメンの画像をアップして感想を書いているだけ」


部下 :
「凄いですよね。50人も60人も『いいね!』を押す人がいるじゃないで
すか。みんなラーメン好きの人が友達なんですか?」


マネージャー :
「違うよ」


部下 :
「私はラーメン、そんなに食べないですからね……」


マネージャー :
「君はラーメン、関係ないだろう」


部下 :
「私もマネジャーのように、ラーメンとかパスタとか、好きな食べ物があっ
たらいいんですけど」


マネージャー :
「出た」


部下 :
「……え?」


マネージャー :
「言い訳だよ」


部下 :
「え? 何が言い訳なんですか?」


マネージャー :
「やりもしないのに事例を聞くと想像力が働かなくなる」


部下 :
「……ええ! そうなんですか? でもフェイスブックをやっている人って、
食べた物の写真を投稿している人が多いじゃないですか」


マネージャー :
「実践しない人間っていうのは、そうやって思い込みが激しくなる。だから
事例なんて聞く必要はないし、聞かないほうがいい。食べ物以外のことを書
いている人なんて、いくらでもいる」


部下 :
「……うーん」


マネージャー :
「わが社のサービスもそうだろ? サービスのことを理解できないお客様に
かぎって、『それで成功した事例はあるんですか?』 と質問してくる」


部下 :
「ああ……。あります、あります」


マネージャー :
「たとえば建設業界で成功した事例を紹介しても、『わが社は建設業界じゃ
ありませんし』みたいなことを言ってくる」


部下 :
「確かに……。それ、ありますね」


マネージャー :
「だから、実践もしていない状態で、事例なんて聞くなってこと」


部下 :
「うーん、わかりました」


マネージャー :
「フェイスブックで、毎日何かの記事をアップしろ。そして、3ヶ月以内に、
どの記事を出しても『いいね!』を50ぐらいはもらえるようにしろ」


部下 :
「ええ……! それはハードルが高すぎます」


マネージャー :
「仲のいい友達が200人ぐらいいれば、何とかなるさ」


部下 :
「ええ……。3ヶ月で……」


マネージャー :
「3ヶ月で50人から毎回『いいね!』を押してもらえるようになったとす
るだろう? そして、半年後には100人ぐらいから『いいね!』を押して
もらえるようになるだろう」


部下 :
「ええ」


マネージャー :
「そして、君は無意識のうちに感じるはずだ。いつの間にか肯定的な表現を
している自分のことを」


部下 :
「……あ!」


マネージャー :
「先日も言ったとおり、フェイスブックは自分の心を肯定的にフレーミング
してくれる効果的なツールだ」


部下 :
「なるほど、だから……」


マネージャー :
「そう、『脳は否定語を認識できない』と言ったように、『……もっとスキ
ルアップしたい』というような表現を君は使わなくなる」


部下 :
「わかりました! なんだか燃えてきました。やります!」


マネージャー :
「高いハードルを設定すると燃えてくるよね? そして君は、無意識的に前
向きになっていく」



……驚いたことに、先日、私のフェイスブックにメッセージをいただけたら
「友達承認」しますよ!

とこのメルマガに書いたら、大量の友達承認依頼メッセージがきました。

本当に嬉しいです!

以前から何度もこのメルマガで呼びかけていたのですが、それほど「友達申
請」は多くありませんでした。

いよいよ、フェイスブックが日本でも市民権を得たんだなと痛感します。

私にメッセージをいただけましたら、もちろん「友達承認」いたします!

もう一度、書いてみます!

● 横山信弘のフェイスブック
http://www.facebook.com/nyattx


※現在研修中のため、現時点でメッセージに返信できていない方もいますが、
いずれ必ずいたします!

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【編集後記】

昨夜、今年3月に発売した管理者CDの、30分以上におよぶ特典音声データ、

「『ストレス耐性』から逆算した、成功するビジネスのアイデア」

を久しぶりに聴きました。

私、エグイこと言ってますね……。

タイトルはおとなしいですが、内容は「エグイ」です。

「どのようなビジネスが成功するか?」という考え方を、「人間の同調性」か
ら逆算している点からして、恐ろしさを感じます。

ストレス耐性が低いのはどういう人なのか? その人たちを対象としたビジネ
スはどういうものか?

そして、

そのビジネスを踏み台にして自分の「ストレス耐性」をアップさせ、人生のキ
ャリアアップをさせていくという、

普通の人なら考えないような発想を、このCDの中の「特典」で紹介していま
す。

多くのコンサルタントにこの話をしたとき、相手は閉口しますが、

「世の中のカラクリがわかったような気がする」

と、言ってくださいます。

新しいビジネス、事業を起こそうと思っている方には必聴かも……。


◆ 創意工夫できる組織にするための『脳科学的』な部下育成方法
http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01379.html

2012年5月1日

なぜフェイスブックが「脳」にいいのか?【クーリッジ効果】

● 今回のテクニック:【クーリッジ効果(2)】

クーリッジ効果とは、新しいメスの存在がオスの性衝動を活気付けることを言
う。

日本にも「女房と畳は新しい方がいい」という諺があるように、新しいモノの
ほうが、人を惹きつけやすいという心理効果。

これをコミュニケーションにどう生かすかを考察する。


───────────────────────────────────

● 今回のコミュニケーション例


部下 :
「私はゴールデンウィーク明けから、もっと見積り件数を増やせるよう頑張
ります。今はあまり営業力がありませんが、もっとスキルアップして結果を
出していきたいと思っています」


マネージャー :
「なるほど。もっとスキルアップして結果を出していきたいと思ってるんだ
ね?」


部下 :
「はい。もっともっとスキルアップしたいと思っています」


マネージャー :
「ま、無理だろうけどね」


部下 :
「え?」


マネージャー :
「何?」


部下 :
「いや……。なんか、空耳かなと思いまして……」


マネージャー :
「空耳じゃないよ。君のスキルアップは無理だと私は言ったんだ」


部下 :
「な……! どうしてそんなことを言うんですか?」


マネージャー :
「だって、そうだろう? 『もっともっとスキルアップしたい』みたいな表
現をしている限り、スキルアップしないんだ」


部下 :
「どういうことですか? 意味がわかりません……」


マネージャー :
「『脳は否定語を認識できない』と、聞いたことはあるか?」


部下 :
「いえ。はじめて聞きました。……教えてください! どういうことなんで
すか?」


マネージャー :
「君は好奇心が旺盛だなァ」


部下 :
「好奇心だけは人一倍あるんです!」


マネージャー :
「それだけ好奇心があるのに、スキルアップしないのは、新しいものを見つ
けるとすぐに飛びついて長続きしないからだろう?」


部下 :
「……んん。反論できません」


マネージャー :
「脳は否定語を認識できない、というのは、センテンスの意味合いは別にし
て、自分を否定している言葉を使っていると、脳がその言葉に反応してしま
うということだ」


部下 :
「へェ」


マネージャー :
「スキルアップしたい、という表現をするということは、『いま現時点で、
自分のスキルは物足りない』と自分に言っているようなものだ」


部下 :
「……ええ! そうなんですか?」


マネージャー :
「おう。だから、『スキルアップしたい』と言えば言うほど『いまはスキル
は足りない』と自分に言っていることになる。そうすると脳が反応して、そ
の状態を保とうとするんだ」


部下 :
「本当ですか? それじゃあ、私はスキルがあります! って言えばいいん
ですか? そんなのおかしいですよ」


マネージャー :
「『スキルアップしつつある』と言えばいい」


部下 :
「……あ」


マネージャー :
「……」


部下 :
「なるほど」


マネージャー :
「コンビニに行ってトイレを借りてこい。ほとんどのトイレに『清潔に利用
していただいてありがとうございます』という張り紙が書いてある。こう書
かれていると、意外と汚せないものなんだ」


部下 :
「あ……! そういえば」


マネージャー :
「『トイレを清潔に利用しましょう』と書いておくと、現時点ではトイレは
清潔ではないと脳が反応し、それほど誘導されないものなんだ。面白いだ
ろ?」


部下 :
「なるほど……! 参考になります!」


マネージャー :
「だから、『金持ちになりたい』とか、『何かいいことないかな』とか、ば
かり言っていると、よけいにうまくいかなくなってくる」


部下 :
「さすがマネジャー、NLPのプラクティショナーだけあって、言葉の使い
方を知っていますね」


マネージャー :
「そういえばフェイスブックはやってるのか?」


部下 :
「うーーん。書くことがないんですよね……。もっと書きたいことが見つか
ったら書くんですけど」


マネージャー :
「そういう表現がダメなんだって!」


部下 :
「……あ! そうか」


マネージャー :
「フェイスブックはNLP的に表現しても、すばらしいツールだと私は思っ
ている。『いいね!』を押してもらえるような記事を書くよう、ツールが利
用者をフレーミングしてるからだ」


部下 :
「へえ」


マネージャー :
「ツイッターやブログのように、あまり荒れないのは、利用者が否定語をあ
まり使わないような心理的フレーミングをかけているからだと思う。フェイ
スブックを使えば使うほど、利用者同士で承認し合って、心理状態が『よく
なりつつある』ように誘導するんだ」


部下 :
「じゃあ、私もフェイスブックをもっとガンガンやったほうがいいと言うこ
とですね!」


マネージャー :
「ほどほど、が一番いいけどね」



……NLP(神経言語プログラミング)の視点から考えますと、フェイスブッ
クはよくできていると思います。

「いいね!」ボタンは革新的な発明ですね。

「いいね!」は承認という「意味づけ」を考えてしまうでしょうから、

どんなにネガティブなことがあっても、誰かに「いいね!」を押してもらうた
めには、その体験を別の視点から眺めて記事に起こすという思考プロセスが発
生します。

したがって、

自然と「リフレーミング」できるのです。

何事も「否定」ばかりしている人は、フェイスブックは使えないでしょうね。
こういう方はフェイスブック自体も「否定」するのだと思います。

フェイスブックでたくさんの「いいね!」をもらおうと思って頑張っていると、
それだけでコーチングを受けているような気分になるでしょう。

まだ始めていない方は、このゴールデンウィークからコツコツやってみてはい
かがですか?

私にメッセージをいただけましたら、もちろん「友達承認」いたします!

● 横山信弘のフェイスブック
http://www.facebook.com/nyattx

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【編集後記】

とても素敵な、&刺激的な運動が始まろうとしています!

「脱会議」を出版してからもうすぐ1ヶ月になろうとしているのですが、

以前から、

「脱会議」のコラムを読み、書籍も購入されて、

『何とかこの考え方を日本に普及させたい! ムーブメントを起こしたい!
横山さん、何かやりませんか?』

と呼びかけてくださる方がいらっしゃいました。

私も同じ時期に、ただ本を出しただけでは中途半端だし、何かできないかなと
漠然と考えていたのです。

そこではじめたのが、

【脱会議100日マラソン】です!

会議コストを「1分50円」で計算し、100日間で『1億円』まで積み上げ
ていこう!というプロジェクトです。

現在、プロジェクトメンバーは私を含めて4人。

私以外は、アタックスや日経BP社とは関係のない、日本全国に散らばる有志
のメンバーです。

この活動に賛同していただける「脱会議エバンジェリスト」、そして脱会議を
実践していただける「脱会議プラクティショナー」がこれから増えていけばい
いなと考えています。


●「脱会議100日マラソン
 1億円の会議コストを削減して日本を元気にしよう!プロジェクト」
http://www.facebook.com/kaigicost

●「脱会議100日マラソン」の概要ページ
http://www.facebook.com/kaigicost/app_211074635600191


5月14日(月)からスタートです!

私は現在、NLPの7日間の研修に参加していますが、早朝と夜は、この活動
の準備で追われています。

途方もない目標を掲げて、それに向かって頭をフル回転させる。

そうすると、自分の中にある枠組み、可能性が、さらにもっともっと広がって
いくという実感を味わえます。

このプレッシャーが楽しいですね!


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